対人賠償保険

「人」への補償を目的とした「対人賠償保険」

交通事故で他人を巻き込み事故相手ににケガを負わせた場合、法律上、加害者は損害賠償責任を負うことになります。

加入が義務づけられている自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)の支払い額には限度があります。そのため、大きな交通事故を起こした場合にはそれ以上の額の賠償が発生することもあります。何千万円という額を自分で負担するのは容易ではありません。

そこで登場するのが対人賠償保険です。自賠責保険で支払えない部分を保険会社が支払います。自賠責で対処しきれないところを対人賠償保険でカバーするのです。

カバーする内容としては、文字通り「人」に対する補償です。歩行者や同乗者、相手の車の人が亡くなった場合や、けがを負った場合です。

ただしここで注意したいのは「対人」の対象です。対人賠償保険の対象者は、あくまでも「他人」であることが大前提です。下記にあるようなケースは対象外となります。

1.被保険者とその家族(配偶者、子供)
2.被保険者の了承のもと、被保険者の車を使用した友人
3.上記2の場合に、助手席にのっていた被保険者
4..被保険者が家族をはねてしまった場合、その両者

その他にも補償から除外されるケースがありますので、この保険における「対人」の意味をしっかり把握しておくことが大事ですね。

対人賠償保険は任意の自動車保険のため、加入していない人もいるかもしれません。しかし、加害者が加入していないために、さらなる苦しみを被る被害者やその遺族がたくさんいるのも現状です。

自分のためにも、万が一事故を起こした時のためにも、加入をおすすめします。保険会社によっては事故を起こした回数で保険料があがらないものや、「無制限」補償のものをとりあつかっているところもありますので、確認してみましょう。もちろん「無制限」のほうがいざというときも万全な対応ができますね。

このページでは「人」に対応する保険「対人賠償保険」をご説明しました。相手が物だった場合はどうなるのでしょうか?次のページで「もの」に対する賠償保険をご紹介します。